Grampusのブログ

主にコンピュータ将棋関連の話題を扱います

大会2日目・前半戦の対局について

【大会2日目・前半戦】
2日目に起きれるかどうか心配でしたが、何とか起きることができました(一応PCは前日から接続しっぱなし)。A級総当たりで熾烈な戦いが想定される中、いかに最善を尽くすかを考えて戦略を練りました。

1回戦 Qhapaq Overfit Adventure
対戦相手は振り飛車と想定し、評価関数は対振り用、千日手はやはり-256の設定です。
序盤はで少しリードできたようですが、その後難解な局面になり結果的に逆転され、その後は徐々に押されていき完敗でした。

2回戦 BURNING BRIDGES
連敗する訳にはいかない状況で対戦相手がBURNING BRIDGES、しかも後手番で少し絶望。千日手誘導も考えましたが、A級リーグ初戦で敗北していることもあり、通常通りメイン評価関数、定跡80手、千日手は-256の設定でガチ対戦。
序盤は一進一退の攻防でしたが、67手▲6三歩が厳しく徐々にリードを広げられていきました。100手を越えたあたりから徐々に挽回し、122手△5五桂以降相手を反省させてこちらのペースに。その後は徐々にリードを広げることができ、何とか勝利することができました。

3回戦 Amaetadine
1日目では完敗した相手です。設定及び評価関数はそのまま。中盤までやはり一進一退の攻防でしたが、先手の2二の歩を放置した68手△8七歩成が良くなかったらしく、69手▲2一歩成以降徐々にリードを広げて何とか勝利することができました。

4回戦 みずうら王 with お多福ラボ
ここまで圧倒的な強さで連勝中の優勝候補筆頭との対戦です。1日目の初戦で完敗した相手でもあります。水匠ではありませんが明らかに水匠のパワーアップ版です。水匠不参加を惜しむやつは地球規模で考えるんだ。
さて、最強ソフト相手に先手番でどのような戦術を取ればいいのか考えました。
・メイン評価関数、定跡80手、千日手-256の通常通りの設定で玉砕モード
・勝つのは諦め、0.4勝を狙うために千日手誘導
・先手番ということもあるので 振り飛車評価関数を使用して相手の定跡を外しつつ対抗形に持ち込む
結局、振り飛車評価関数を使用するという奇襲ともいえる戦法を選択しました。
ところが振り飛車評価関数のはずなのに5手目▲2六歩でアチャーとなりました(笑)その後なんとひねり飛車の展開になり、徐々にリードを奪うことに成功しました。ところが中盤の△7七歩成以下、隙を逃さずにみずうら王が反撃、評価値ではほぼ互角の状況にまで戻されました。しかしその後のみずうら王の猛攻を何とか凌ぎ切って徐々にリードを奪うことに成功し、大きな勝利を手にすることができました。

5回戦 いちびん
通常通りメイン評価関数、定跡80手、千日手は-256の設定です。序盤はまたもやひねり飛車の手順になりましたが、徐々にリードを広げていって何とか勝利することができました。

戦いはさらに苛烈を極める2日目・後半戦に
つづく!